彗星のごとく現れ消えていったマイケルリーファーキンスの名盤
知る人ぞ知るマイケルリーファーキンスの1st「michael lee firkins」
どれだけ才能に恵まれていても、世間に受け入れられなければ成功を収めることができない世の中。そんななか彼は彗星のごとく現れ、その後あっという間に忘れ去られていった。
しかし一部のギターフリークの間ではギターインストの名盤として今でも愛聴されているはずである。
Michael Lee Firkins- Space Crickets, - Rain in the Tunnel Live
彼の基本プレイスタイルはフィンガーピッキングとトレモロアームによる疑似スライド奏法。それだけでなくテクニカルな速弾きも普通にこなします。
当時はネオクラシカル系ギタリストが腐るほどいて、テクニックを競い合っている時代であった。そんな中でマイケルの個性的なプレイは異質でありとても目立っていた。
楽曲はカントリーやフュージョンがベースとなっているが、基本的にロックなインストなのでHR好きなら聴きやすいと思う。楽曲を構成するフレーズの一つひとつにしっかりとメロディーがあり、センスも素晴らしい!
サウンドはいたってシンプル。ギターはヤマハのパシフィカでマーシャル直結だけ、エフェクターは使っていないそうです。これだけでこんな素晴らしいアルバムが作れるなんて。信じられない。
こんなに凄いギタリストなのに何故売れなかったのか?
それ以降のCDがパッとしなかったからなのかなぁ
自分は今でもマイケルの大ファンであり、憧れのギタリストです。その影響でヤマハのパシフィカを2本もカスタムオーダーしちゃいました。
一昔前は音楽の歴史を築いてきたギタリストが沢山いた。現代は上手いギタリストは沢山いるが歴史に名を刻むようなものはほとんどいなくなってしまったような気がする。マイケルはあまり有名ではないが、少なからず現代のギタリスト達に影響を与えているものだと思っている。
Michael Lee Firkins マイケルリーファーキンス
98点!