どくだみ夫人のあっちへおゆき

3児のパパ薬剤師。人生明るく楽しく!何でもありのブログです。

泥棒に入られたときの話と盗品を取り戻した対処法を紹介!

 みなさん泥棒に入られたことがありますか?

 

俺はある。10年くらい前に1度だけ。

 

その時の話をちょっと書いてみたいと思います。

 

当時自分は一軒家で一人暮らしをしていました。

仕事から帰ってきた時に何か様子がおかしいことに気付いたんです。

いつも家の中は散らかっているんだけど、いつもより散らかっている気がした。

 

嫌な予感。

 

恐る恐る自分の部屋をのぞいてみると…

 

ギターがない!

アンプがない!

オーディオがない!

パソコンがない!

CD、DVDがない!

他にもいろいろものがない気がする!

 

泥棒にやられたー

頭の中が真っ白になった。

まずは警察に連絡しなきゃーと110番通報!

暫くすると警察が4~5人くらい来て現場の調査を始めた。

 

自分にとっては災難で早く何とかしてもらいたい気持ちでいっぱいなんだけど、

警察の人たちはルーチン業務のように淡々と作業を行っている。

 

早くドロボー捕まえてくれよーーー

 

と心の中で叫んでいるんだけど、なかなか急いで処理してくれない。

そしたら警察の無線から一報が。

 

「空き巣でーす」

 

え、また空き巣… 他でもあったの? こんなリアルタイムに

 

空き巣は日常茶飯事のことのようで、警察にとっては大した事件ではないってことか。どおりで危機感がないわけだ。納得。

 

暫くして調査が終わり、警察から一言

 

「犯人を捕まえるよう努力しますが、盗まれてしまったものは自分で探してみてください

 

えーーーー、自分で探せってどういうこと?
警察の人たちが探してくれるんじゃないのー?

 

ちょっとあっけにとられてしまった。

これはあてにならないな~。自分で何とかするしかないと決意!

 

絶対に取り返してやる

 

すぐさま会社の上司に連絡して、非常事態ということで2日休暇を下さいとお願いをした。

明日から盗品さがしに出かけますと。

 

まずは盗まれたものリストを作成した。

盗まれたもの一つ一つの特徴をA4用紙に詳しく書き、50枚くらいコピーをした

自分の住んでいる市内と隣接する市の全てのリサイクルショップを洗い出し、この盗品リストを配ることにした。

売却されている可能性が高いショップを優先的に回るように移動ルートも作成した。

準備が整ったので明日に備え寝ることにした。

 

翌日

ショップの開店時刻に合わせ車で出発。

早ければ早いほどいい

1つ1つショップを周り盗品リストを配り、盗品について詳しい説明をしていく。

 

なんでこんなめんどくさいことをしなくちゃいけないんだ~

 

と悔しくて悔しくてどうしょもない気持ちを抑えながら作業を続ける。

 

周り初めて8店舗目くらいだったか、奇跡が起きた!

なんと自分のギターが見つかったんです。

他にも盗まれたものが見つかり、値打のあるもののほとんどがこの店に売られていた。

本当に見つかるなんて信じられない。本当に良かった。

 

早速店員に経緯を話して警察に連絡した。

すぐに警察が来て調査をしたところ、売られていたものが自分のものであることが証明された。

やったーこれで無事に持って帰れる。よかったよかった。

と思っていたら。

 

警察から信じられない言葉が、

「売られているものはこのお店の商品なので自分で買って帰って下さい」

なぬっ!!おかしいでしょ?… 自分の物と証明されたのに

 

「そのまま持ち帰るとお店の損失になってしまうのでー」

確かに。ショップとしては損をするわけだ。それは納得できるが、一番損してるのは盗まれた本人なんだけど…

 

結局盗まれた時点で負けってことなのね

 

もう一つショックだったのが新品で買うと総額100万いってんじゃないかくらい盗まれたわけだが、店頭では総額8万円にまで安くなっていたこと。

凄くレアなギターもあったのに…おかしいでしょ?

 

結局自腹8万を払ってだいたいの物はおうちに戻ってきた。
(CDとDVDは見つかりませんでした)

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おいらの愛器YAMAHA pacifica custom これらが1万5千円になっていた!
ありえないアホ査定。無事に帰ってきて良かった(・∀・)

 

他の客に買われていたらもう手遅れだったし、そう考えればまあ良かったのかなーと。
開き直るしかない!

 

その後、何日かして警察から連絡がきた。

「おかげさまで犯人が捕まりました」

おー、それは良かった! おかげさまってどういうことですか?

「犯人が自分の身分証明書で売却をしていたので、それで足がつきました」

 

自分の身分証明書使ったんだ。犯人は油断してたのかなー

 

じゃあ弁償、お金は返してもらえるんでしょ?

そう言ったら

「本人には支払い能力が無いのでそれはできません」

あ、あれ…支払い能力ないから盗人してるんじゃないの(-_-)
後で働いて返せばいいじゃん。と思ったけど、何か無理そうな雰囲気でした。

 

「どうしても弁償させたいのなら犯人の親にさせることは出来なくはないですが…」

 

うーん。親からお金を返してもらうのかー、なんか気が引けるなー。
自分もそこまで鬼になれないので、それはやめておいた。

あー、8万くらい我慢してやるかー

悔しいけど仕方ない。物は戻ってきたんだからとりあえず一件落着としよう。

 

また何日かしてまた警察から連絡がきた。

「犯人逮捕に貢献してくれたので購入金額の半額を警察が負担します」

ん? まあそれはありがたい。けどなんで今頃?

「犯人は80件くらい窃盗を繰り返していた常習犯だったので、情報をいただき大変助かりました」と

なるほど。結局誰かのお手柄になったわけだ。頑張ったのは自分なんだけどー。

そして警察から感謝状と4万円をありがたく頂いた。

 

何か月か経ったある日

なんと

犯人からの反省文が送られてきた!

獄中からの反省文です。

 

内容はひたすら反省の内容。本心で書いているかはわからないが、しっかりと更生して欲しいなと素直に思った。
貧しい環境に育ったようなことが書かれていてなんだか少し切ない気持ちになりました。

 

まとめ

もし泥棒に入られて物を盗まれたとしたら、誰も探してくれませんしほぼ物は戻ってこないでしょう。
もし犯人が見つかったとしても、物が他人の手に渡ってしまっていたらもう戻っては来ないのです。
運よくリサイクルショップで見つかったとしても自分が客となり買い戻すしかないのです。

結局自分で何とかするしかないのです。

 

そこで!

できる限りの対処法をまとめると

  • スピードが大事。売られたものが買われる前に見つけること
  • 盗品リストの作成と沢山のコピーを準備。リストには盗品の特徴を具体的に書くこと
  • 近くのリサイクルショップの調査(半径25kmくらい)と盗品リストの配布
  • ネットオークションをこまめにチェック
  • とにかく絶対取り戻すという執念をもって行動する

って感じかな。

 

何事も行動力が大事。自分の場合は運が良かったと思うんだけど、行動していなかったら絶対に見つからなかった。
なのでできる限りのことをやってみる。そうすれば明かりが見えてくる。
そんなことを身をもって体験した出来事でした。