今夜はお酒を飲みながら一人の時間を楽しむ。そんな時にお勧めの曲。
私はインストゥルメンタルの曲を好んでよく聴きます。
そのほとんどがソロ楽器によるもので、アコースティックギター、ピアノばかり。
ソロ楽器の演奏はソロでしか表現できない世界があり、その楽器の奥深さを楽しむことができます。
またそのシンプルなところが聴きやすく、心が洗われる感じがするのです。
今回はアコースティックギターのCDの中から、
パット・メセニーのOne Quiet Nightを紹介します。
パット・メセニーはジャズギタリストとして沢山の作品を出していますが、ソロギターとしての作品はあまりありません。
そのOne Quiet Nightは特殊なギター(バリトンギター)というものを使用しています。
バリトンギターとは通常のギターより弦が長く、より低音がでるギターです。
ギターとベースの中間みたいな楽器と思ってもらえば分かりやすいかと。
このギターから奏でられる音色は重く深く、独特な世界観があります。
肝心な曲はというとメロディーなんてものはほとんどなく、パット・メセニーが何も考えずにただ適当にギターをつま弾いているような感じでなのである。
ジャズには難しい理論みたいのがあると思うけど、これにはそんな計算された音楽ではない感じ。ただ適当に弾いているだけって印象である。
初めて聴いたときは
なんだこれ、意味わかんねー
と思ったものである。
だが、聴いているうちに少しずつであるがこの作品がいいなって思えてきたのである。
そう思うのがだいたいが夜中だったりするのだ。
それもたった一人だけの時間。だーれもいない静かな時に聴くと自然と自分の心身と音楽が同期して、無意識の世界に導いてくれるのである。
ついでにお酒が飲みたくなり、だれにも邪魔されない贅沢な時間を満喫できちゃうのだ。
うまく表現できないが、何も考えずに夜中のBGMとして聴くには最高の音楽なのである。
聴くシーンを選ぶ。
なんとも不思議な音楽である。
今も記事を書きながら聴いているのだが、だんだん眠くなってきた。
眠気を誘う音楽でもあるので、車の運転中はお勧めしません(笑)
夜中ってあまり音楽をガッツリ聴く気分にはなれませんが、このCDならどんな気分の時でもすんなり聴けてしまうのです。
夜なーんにもしたくない時なんかにかけるのもいい感じなので、試しにこのCDを聴いてみてはいかかでしょうか?
One Quiet Night:パット・メセニー
81点!