んーちゃまのちょっといい話

家庭のこと、健康のことや音楽のことなど、なんでも書いていきます。

ジェイソンベッカーのギターをもう一度聴きたい。

ジェイソンベッカーの音楽は生きる力を与えてくれる。

 

彼の音楽を聴くたびに勇気をもらっています。

 

ジェイソンベッカーは80年代後半に活躍したギタリストなのだが、ご存じの方はあまりいないと思います。

なにせギタリストとしての活動期間が3年くらいだったので。

 

彼は1987年にマーティーフリードマンとのツインギターで華々しくデビュー。

バンド名はカコフォニーといって当時はレーサーXとよく比較されていましたね。

どちらも強力なギタープレイで話題になっていました。Speed Metal Symphony

カコフォニーのスピードメタルシンフォニー

 

レーサーⅩは正統派なヘビーメタルだったので成功を収めた感じがありました。

それに対しカコフォニーはちょっとひねくれた(変態的な)東洋メタルといった感じだったのであまり受け入れられなかった感じがします。

あまりにもマーティー色が強すぎて、あまり理解されなかったんだと思います。

マーティーに負けじとジェイソンも頑張っていて得意のクラシカルなギターをしっかりと聴かせてくれます。

二人の対照的なプレイが混ざり合いなかなか面白い作品でしたね。

カコフォニーは2枚のアルバムで解散となってしまいましたが、その間に二人はそれぞれソロアルバムを発表します。

 

マーティーはドラゴンズキス

ドラゴンズ・キス(紙ジャケット仕様)

これは名盤です。

マーティーのギターはこの時点で完成されていて、誰にもまねできない強烈な個性をしっかりと身に付けています。

変態メロディーのオンパレードですが、決してふざけてなくって日本人の心を揺さぶるメロディーがしっかりと収められています。

 

ジェイソンはパーペチュアルバーン

PERPETUAL BURN

当時のジェイソンは17歳という若さ!

若さみなぎるスーパープレイがふんだんに盛り込まれています。

強烈な泣きが聴けるAltitudes、ほぼスウィープで構成された曲Perpetual Burn、
クラシカルな名曲AIRなど、聴きどころ満載!

アルバム全体の完成度としてはまずまずといったところだが、ジェイソンの凄さが十分に発揮された作品であることは間違いないです。

 

ソロアルバムの完成度では年上のマーティーの方に軍配が上がりますかねー。

 

カコフォニー解散後、二人は別々の道へ進んでいきます。

 

マーティーはメガデスに。

ジェイソンはなんとあの、デヴィッド・リー・ロスのバンドへ加入することに。

 

二人とも華やかな未来が約束されたと誰もが思ったはず。

 

マーティーはメガデスで大成功を収めたのに対し、
ジェイソンはデヴィッド・リー・ロスのバンドでアルバムを1枚製作したものの、難病のALSに侵されてしまいバンドを離れることになってしまいました。

結局デヴィッド・リー・ロスのA Little Ain't Enoughが ジェイソンのギターが聴ける最後の作品となってしまったのです。

ア・リトル・エイント・イナフ

デヴィッド・リー・ロスのA Little Ain't Enough

 

この作品のジェイソンのギターは控えめですが、ノリノリのギターを聴かせてくれます。動かない手でもなんとかんばって弾いたらしいです。

そんな状況を想像するだけで、とても切ない気持ちになってしまいます。

 

ALSに侵されると全身の筋肉が動かなくなり、しまいには呼吸ができなくなり死んでしまうといいます。

生きていくには気道を切開して人工呼吸器を使用しなくてはいけません。

全く体が動かない状態で生きつづけるのか、それとも死ぬのか。

こんな苦しい決断を迫られることになります。

 

ジェイソンは生きることを選びました!

ファンとしては生きていてくれるだけで嬉しいものです。

 

ALSは体は動かなくても眼球はかろうじて動くということで、目の動きでPCを操作して、会話をしたり、曲を作ったりできるみたいなのです。

 

そんな病中に制作された作品があります。

パースペクティヴ

パースペクティブです。

 

これを聴いていると涙が自然と出てきます。

つらい病の中でこんな素晴らしい作品を作ってくれたことに心から感謝をしたい。

ジェイソンの音楽への情熱。しっかりと受け取りました!

 

このアルバムのハイライトはなんといってもEnd of the Beginningです。

こんな美しい曲は他にはありません!

是非是非聴いていただきたい。

 

ジェイソンはギターが弾けない状態であったことから、代役としてマイケル・リー・ファーキンスがギターを弾いています。

 

これがまた素晴らしい。

 

マイケルはカントリー寄りのスタイルなんですが、ここでは完全にジェイソンになり切って伸びやかに美しい旋律を奏でています。

 

マイケルがジェイソンのことを物凄くリスペクトしていることがよーく分かります。

 

End of the Beginning

End of the Beginning

  • ジェイソン・ベッカー
  • ロック
  • provided courtesy of iTunes

 

 

最後に

最近の医療の進歩は目覚ましく、ES細胞やらiPS細胞などからALSの新たな治療法が見いだされているようなのです。

近い未来にはALSは治る病気になるのかもしれません。

そうしたらジェイソンのギターをもう一度聴くことが出来るのかなー。

そんな日が来るのをこれからもずっと待っていたいと思います。

 

 

Perspective

Perspective

  • ジェイソン・ベッカー
  • ロック
  • ¥1600