子育てにおける父親の役割ってどんなことだろう。
初めて子供が生まれた時は、ほとんどの方が育児本なるものを読むのではないでしょうか。
誰だって初めての育児なんだから、「育児の基本」を知っておくべきなんだと真面目に考えているからだと思うんです。
私もいろんな育児本を読んだりしていましたが、どれも同じような事ばかり書いてあるので2人目が生まれた頃にはもうほとんど読まなくなってしまいました。
本などではなく自らの経験を生かして育ててみようと。
初めてなのに経験?
って思ってしまいますよね。
経験とは「私の親が私にしてくれたこと」
良かったこと、良くなかったことを自分なりに解釈して、自分の子供にしてあげようと思っているのです。
なので、ここで書くことは私なりの子育ての考えかたになります。
私の両親の話になりますが、
私の母親はとにかく口うるさい人。
優しい人なんですが極度の心配性。
その為ついつい先に手を出してしまったり、なんでもしてくれたり。
ありがた迷惑的なことが多かったです。
理想の息子像みたいのがあって、それにこたえないとそれはもうよく怒られていました。
父親はというと、
完全に放任主義の人。
私自身のやることにはほとんど口を出さず。
よっぽどのことがあっても真剣に相談に乗ってくれることはありませんでした。
真剣に怒られたことも記憶にありません。
母親に言われていやいや怒りにくるようなことはよくありましたが。
でも、いろいろなところに遊びに連れていってくれたので、本人なりに真面目に子育てしていたのだと思います。
悪いことばっかり書いてしまいましたが…(汗)
母親とは口うるさくなってしまうのは仕方ないことなんだと思います。
子供といる時間は父親より長いでしょうから、自分の思い通りになってほしいという気持ちは父親より大きいはず。
私自身が「親」になったことで、母親の口うるさい意味がわかってきた気がしました。
うちの嫁も「宿題しろー、ピアノの練習はー、明日の準備ー」とかいろいろ口うるさくなってきた気がしますが、これは普通な事なんだなと思っております。
だって言わなければやらないのですから。
そこでようやく父親の役割の話なりますが、
いくつか私が実践していることを書いてみたいと思います。
まず、私の父がしてくれた一番よかったこと。
たくさんの場所に連れていってあげること。
とにかくいろいろな経験をさせてあげることを意識して、週に1度は必ず外出をしています。
一緒に出掛ける時間を大切にしています。
一家全員で出かけることが多いですが、私だけで3人の子供たちを連れていくこともよくあります。
嫁を休ませてあげる時間を作ることも大事です。
細かいことは言わない(子供に対して)。
嫁が口うるさく言っていることと同じことを言わないように意識してます。
2人で同じことを言うと逃げ場がなくなってしまうので。
いざというときだけしっかりと注意するように。
最近子供たちが嫁に逆らうようになってきたので、そんな時は私がビシッと言うとちゃんということを聞いてくれます。(いつまで通用するかわかりませんが)
失敗をさせること。
人は失敗を経験して成長していく。
この考えは間違っていないと思います。
もちろん成功を経験することでどんどん伸びることもありますが、失敗しなければ分からないことってたくさんあると思うんです。
失敗しないようついつい口を出してしまいそうになりますが、私はよっぽどのことがない限り、遠目で見守るようにしています。
失敗してしまった後にはなぜ失敗したかを考えてもらいます。
(これをやらないとただの放任になってしまいますね)
さっきも長男が10時くらいまで起きていましたが、特に早く寝ろとは言いませんでした。
朝寝坊して学校の準備もろくにできないことになりそうですが、そこは自分が恥ずかしい思いをすることになるのだから。自己責任の気持ちを学んでもらいたいものです。
達成感を味合わせること
子供たちは、「もうできない~」、「手伝ってー」とか言って、親に甘えてくることがあります。
嫁はそれに応えてあげるのですが、私は「頑張ればできる」と判断したことに対しては出来るまでやらせてみます。
時間を気にしないでとことん付き合います。
頑張ってできた時の達成感に満ちた表情は親としてもうれしくなるし、本人にとっても強い自信になります。成長する瞬間に立ち会うのもよいものです。
昨日まで「ヤダーやらない」って言っていたことが、「みてみてー出来るよー」って見せに来るようになっちゃうんだからね。
やらせてみること。これは大事です。
まだまだ実践していることがあるのですが、文章が長くなってしまったのでまた後で続きを書いてみたいと思います。