テレキャスターでソロを弾きまくるのは粋だと思うんです。
今の時代ギターの音は機材を駆使すればどんな音色も作れてしまう。
便利だなぁと思うこともあれば、逆に個性をなくしているようにも感じたりします。
アンプシュミレーターとエフェクターを組み合わせだけで、なんでも出来ちゃう感じだしねぇ。
ギターを聴くときは、やはり「個性」を求めてしまうので比較的シンプルな音つくりをしているものを好んで聴いたりしています。
その中でもテレキャスターというギターの音が特に好きなのです。
こんなやつです。
無駄なものが殆ど付いていない至ってシンプルなギターです。
音は軽くてチャキチャキしていて、カッテイングやリズムギターに合う感じですね。
カントリーみたいな曲には合うと思うけど、ジャズのような丸ーい音を出すのはちょっと苦手な感じです。
ソロギターで使うことはあまりないのですが、逆にこのテレキャスターでソロを弾きまくるのを見ると、カッコええなーっと思ってしまいます。
で、テレキャスターの使い手で一番好きなのがリッチーコッツェンです。
リッチーコッツェンは速弾き全盛期時代のネオクラシカル系のギタリストとしてデビュー。
ジェイソンベッカーの後継者のようなキャラクターだったんですが、
ある時その重く歪んだギターからクリアな音のテレキャスターに持ち替えたんです。
ここでキャラクターがガラッと変わったんです。
そしてメタル、ハードロックからブルース、フュージョン、ジャズよりのプレイに変化していきます。
そのターニングポイントとなったのがコレ
リッチーコッツェンElectric Joyです。
世の中の流れから自分の殻をぶち破った、というか自分のスタイルを貫いた作品となってます。
まだ粗削りですが、リッチーのギターはここから始まったと言えるでしょう。
テレキャスターの音で好き放題弾きまくるのは聴いていて気持ちいい。
リッチーはこの後ポイズンやMr.BIGに加入するんですが、ポップなバンドをみーんなブルージーに変えてしまうので、あまりバンドには向いてなさそうな感じがします。
ソロ作は結構良作がそろっているので、どれもお勧めですね。
その中でも、何故かガンダムのカバーをしてしまった問題作
哀 戦士・Z×R
これはこれでおもしろい。
本気で ガンダム~
って歌っているところが笑えるけど(^^)
でも、結構カッコイイですよ。歌もうまいしね。
テレキャスターは地味でシンプル過ぎるギターだけど、個性的な音色を出すので1本は持っておきたいギターですね♪
Electric Joy:リッチーコッツェン
74点!