どくだみ夫人のあっちへおゆき

3児のパパ薬剤師。人生明るく楽しく!何でもありのブログです。

歴代のドリームシアターの作品をレビューしてみる(初期:1989~1998)

ドリームシアターを聴き続けて25年以上。

Images And Wordsに出合いドリームシアターの世界にどっぷりハマっていく王道のルートの筆者でありますが、私なりのレビューを書いていきたいと思います。

作品数が多いので初期、中期、後期に分けてレビューしますね。

 

When Dream And Day Unite (1989)

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ドリームシアターの記念すべきデビュー作。でもほとんどの人がI&Wの後に聴いたのではないでしょうか。

そのため色あせて感じてしまうところはどうしようもないのだが、これはこれでDTらしさが詰まった良作であると思います。

全てのパートがテクニカル、変拍子を含む複雑な曲構成、予想が出来ないスリリングな展開はなかなか聴いていて面白い。

だがどうしてもインパクトに欠ける。心に響かない。I&Wの後だからねぇ。

ボーカルが弱いのもイマイチなところでもあります。

正直あんまり聴いていないです(-.-)

でもDTの原点を探るには一度聴いてみるのも良いかと思います。

72点! 

ホエン・ドリーム・アンド・デイ・ユナイト

ホエン・ドリーム・アンド・デイ・ユナイト

 

 

Images And Words (1992)

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文句の付けようがない名作。

音楽に全く興味がない人でもこの凄さが分かるんじゃないでしょうか。

直接に脳髄を刺激してくる麻薬的な恐ろしさを感じてしまうくらい。

本当に人間演奏しているの?って思っちゃうほどテクニカル。

曲構成もよーく考えられていて知的、刺激的。

また、ボーカルのジェームス・ラブリエが素晴らしい!

ここにプログレッシブメタルというジャンルを確立したといえるでしょう。

 

全て良曲ですが、特にUnder a Glass Moonが好き。 

素晴らしすぎて文章では表現できないです。ホントに……

この作品は今後何十年経っても輝きを失わないでしょう。

96点! 

Images & Words

Images & Words

 

 

Awake (1994)

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I&Wの後なので、超~期待していたのですが……。

あれ、あれー。なんじゃこれー。

なんでこんなにヘビーになっちゃったのー(;・∀・)

特にラブリエの歌い方がダミ声みたいになっちゃって、当時はホントにガッカリしましたね。

前作のような美しさは皆無で全く別物になっちゃいました。

 

しかし、これはこれで聴きこむとなかなか良かった。

らしさは失われていなかったので。

 

特に好きな曲はSpace  Dye  Vest。

とても暗い曲ですが、ケヴィンムーアの美的センスが光っている名曲だと思います。

この3rdは現在のDT非常に近い作風なので、

この作品が今後のDTの進む道を決定したと言えますね。

今聴くとすっごいカッコイイですよ!

86点! 

Awake

Awake

 

 

A Change Of Seasons (1995)

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Awake直後に発売されたミニアルバム。

23分もの大作とカバー曲のライブを収録したものです。

メインのA Change Of Seasonsは相変わらずヘビーだけど、美しいメロディーもありAwakeにはない爽やかさがあります。

複雑だけど飽きない(ダレないで)一気に聴ける作りこみ感は流石だなあと感心するばかり。

 

今回からキーボードがデレクシェリニアンに変わっていて、ややジャジーなフレージングがあって全体的な作風が変化してきています。

 I&Wとは違った方向に進んでいこうという意思が感じられます。

また、ライブ盤はカバー曲なんですが、DTらしくアレンジしていてとても良いです。

本当に演奏が上手いですねー。ライブでこの完成度。

しかも音が凄く良い!

全体的に聴いていて爽やかで気持ち良い作品です。

84点! 

Change of Seasons

Change of Seasons

 

 

Falling Into Infinity (1997)

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Awakeから3年。待ちに待った4作目。

しかし、実際聴いてみたらガッカリな内容で……

アルバムジャケットを見ただけでちょっと嫌な予感がしたんだけど、

全体的に地味~。

華が無い。

どうしたんだーDT。だいじょうぶか~。

この先不安になってしまいました。

 

でも地味な存在であったジョンマイアングとデレクシェリニアンが頑張っている作品でもあります(^^)

特にマイアングのチャップマンスティックの音色は独特で面白いですね。

Trial of Tearsのベースラインなんかはホントに素晴らしいと思います。

 

特に好きなのはJust Let Me BreatheからAnna Leeへの流れ。

元気な曲から美しいバラードへ、今までにないDTですね。

たまに聴きたくなるスルメ版ってヤツですね。

78点! 

フォーリング・イントゥ・インフィニティ

フォーリング・イントゥ・インフィニティ

 

まとめ

初期ではI&Wの印象が非常に強いので、どうしても「同じような作品」に期待してしまう。

なので、他の作品がくすんで見えてしまう感じがあります。

でも、聴くとまた違った良さがそれぞれにあり、また聴き返してみるのも面白いかと思うんです。

個人的にはFalling Into Infinityがなかなかの良作であったことに気付かされましたね。

 

中期につづく…

 

n-chama.hatenadiary.com

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