久々のHR。ブルーマーダーのNothin But Troubleがカッコイイ!
ブルーマーダーは1989年頃に元ホワイトスネイクのジョンサイクスを中心に結成されたバンドである。
ホワイトスネイクは商業的に大成功をおさめたバンドであったため、ブルーマーダーにも大きな期待を寄せていた人も多かったと思います。
メンバーは凄かったのに何故かいまいち売れなかったみたいですね。
バンドとしては2作しか発表されなかったけど、私的には2つともなかなかの良作なんじゃないかと思っています。
特に、2ndのNothin But Troubleは凄く好きです!
ジャケはジョンサイクスの息子でやんちゃな感じがいい味出してます(^^)
アルバム曲はバラエティー豊かで、ストレートなロックあり、プログレっぽいのもあったり。バラードではしっとりと聴かせてくれます。
全体的には聴きやすいハードロックで仕上がってます。
歌はサイクスが自らが歌っているのですが、ギタリストとは思えないほど歌は上手いです。
高音がギラつく感じが苦手な人もいるので好みがわかれる声質だと思いますが、聴きやすい方だと思います。
彼のレスポールカスタムから放たれる音色は一聴してジョンサイクスとわかるもの。
レスポールなのにライトなサウンドというか、ザクザクしてるというか、
うまく言えないが彼でしか出せないトーンなのです(苦笑)
プレイスタイルはミュートを多用するリフ、フルピッキングの速弾きと、ピッキングハーモニクスを多用するビブラートですかねー。
あとバラードではゆったりとしたロングトーンのビブラートを聴かせます。
これはジョンサイクスならでは。
本作品、Nothin But Troubleの聴き所は以下の3曲、
強烈なインパクトのあるロックナンバーWe All Fall Down。このカッコよさは説明いりません。是非聴いてみて!
ハードなバラードRunaway。展開がドラマチックな曲です。ソロも雰囲気があり味わい深いです。
美しいバラードSave My Love。こんなに甘いバラードは他にはないでしょ。メロウな曲調に魅了されっぱなしです。
あと本作ではマルコメンドーサがフレットレスベースを弾いているのですが、これがもの凄くいい味を出しています。
フレットレスの独特の音色はサイクスの音楽と相性がとても良い感じがします。
ジョンサイクスはWe All Fall Downで見せるハードな一面と、Save My Loveで見せるメロウな一面と、2つの顔を持っています。
この二面性を分割して作品を作ったことがあり、それもなかなか良作でした。
ハードな一面は20th century
メロウな一面はLoveland
ちなみにジョンサイクスはイケメンギタリストベスト3に入るほどの超イケメンです。
(私基準ですが)
ギター弾けて、歌えて、作曲できて、さらにイケメン。こんなに恵まれた人もいるんですね~。
うらやましいです。
Nothin But Trouble:ブルーマーダー
78点!