どくだみ夫人のあっちへおゆき

3児のパパ薬剤師。人生明るく楽しく!何でもありのブログです。

ダイエットに効く漢方薬とその選び方について

ダイエット

 

どんな人だって楽して痩せたいし、めんどくさいことはしたくない。

そんな人のためにダイエットサプリなるものがあるのだが、そんなもの飲んだからってそう簡単には痩せる訳ではない。

体重が軽くなる=痩せる は大きな間違いだと思う。

体重が減ると痩せた気がするが体は不健康になっているかもしれない。
(体内の水分減少、筋肉量減少は老化を加速するものだと考えています)

健康的に痩せるには適度の運動は必須である。
それができないのなら本当のダイエットはできないでしょう。

サプリメントはその適度な運動をサポートする程度のものと思った方がいいです。

 

自分もたくさんのサプリを試してきた。

BCAA、カルニチンコエンザイムQ10、αリポ酸とかいろいろ。

しかし、運動しなかったときはどれも効果が認められず意味のないものだと身をもって体験した。

運動時にこれらのサプリを併用すると僅かに効果があったような気がした
所詮その程度のものである。(BCAAは持久力が向上するのは実感できたけど)

 

試したサプリ?の中には漢方薬防風通聖散もありました。【第2類医薬品】ツムラ漢方防風通聖散エキス顆粒 64包

しかし効果としてはあまりぱっとしなかったのを覚えています。


漢方は空腹時に飲むと効果が発揮されるってのはわかっているんだけど、
空腹時は我慢できず間食をしてしまっていたから。
←これではどうしょもないですね(^-^;

空腹を我慢できない人は防風通聖散は効き目がないと思った方がいいです。
逆に空腹が我慢でき少しでも運動をしている人には効果が発揮されるんじゃないかと思います。

 

そんな防風通聖散の生薬構成を見てみると

  • 防風(ボウフウ)
  • 黄ごん(オウゴン)
  • 大黄(ダイオウ)
  • 芒硝(ボウショウ)
  • 麻黄(マオウ)
  • 石膏(セッコウ)
  • 白朮(ビャクジュツ)
  • 荊芥(ケイガイ)
  • 連翹(レンギョウ)
  • 桔梗(キキョウ)
  • 山梔子(サンシシ)
  • 芍薬(シャクヤク)
  • 当帰(トウキ)
  • 川きゅう(センキュウ)
  • 薄荷(ハッカ)
  • 滑石(カッセキ)
  • 生姜(ショウキョウ)
  • 甘草(カンゾウ)

こんなにたくさん!

こんなにあると、どれがどう効いているのかよくわかりません(;'∀')

防風通聖散は簡単に言うと「がっちり体系の便秘を伴う肥満」に適応されるので、
自分なりの解釈ですが

当帰、芍薬、川きゅう:血のめぐりを良くして気を巡らす。←新陳代謝を上げる

大黄、芒硝、薄荷、滑石、桔梗、連翹:体内、消化器内にたまった熱を追い出す。←無駄な老廃物を排出する
(解釈が間違っていたらごめんなさい)

そのほかの生薬にもいろいろ役割があるのですが、細かくなってしまうしよくわからないので書きません。

 

なんだかんだ言ってもこの防風通聖散が効くというカラクリは下剤成分を多く含んでいるためと考えています。

大黄は下剤の代表。芒硝、石膏、滑石などのミネラル成分の生薬も下す原因でないかと推測しています。

要はおなかを下してしまえば栄養が吸収されず痩せるってわけです。

とはいえ慢性的な便秘を持った方には結構有効かもしれません。(緩やかな下剤としてはいい薬です)

※ダイエットのサプリは大手メーカーは安心して使えると思うのですが、安い輸入品の中には粉砕した大黄や細かく砕いたセンナが含まれている粗悪品もあるそうなので注意が必要です。

 

あと肥満も2パターンあり「がっちり体系の便秘を伴う肥満」には防風通聖散

もう一つは「汗かき、ぽっちゃり、尿量減少、下半身太り」というパターンです。

これには防己黄耆湯を選択します。

体内の停滞した水の流れを正常化し(止汗、尿量増加し)水太りを改善します。

このような水太りの人が防風通聖散をいくら使用しても全くの適応外であり、効果が期待できないでしょう。

なので肥満を改善したいならまず自分がどちらのタイプであるかを判別したうえで、薬を選択すると良いかと思います。

 

最後に

痩せることに執着せず、「健康になること」

を意識して生活してみることが大切だと思います。

こんだけいろいろ書いたけどサプリや漢方薬に頼らず、やっぱり運動が一番です。
ちょい足しに程度にそれらを使ってみて効果を確認してみるのも良いと思います。

運動で筋肉がついて体重が増えてもいいんじゃない。
それは健康になっている証拠でとってもいいことだと思うんです。
そんなに周りは自分の体形に興味もってなんていないからね。

 

n-chama.hatenadiary.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いきものがかりは1st「桜咲く街物語」が一番良い!

自分はハードロックやヘビメタのようなギターが効いた音楽を好んで聴くのだが、それと同じくらい女性VoのJ-POPをよく聴きます。

その中で今回は超有名どころですが「いきものががり」を取り上げたいと思います。

いきものがかりを知ったのは10年くらい前か、メジャーデビューアルバムの桜咲く街物語が話題になっていたから。

桜咲く街物語

早速聴いてみたところ、まずアルバムを通して全体的な完成度の高さに驚いた。1作目にしてこの完成度。ただものではないと思ったものである。

懐かしさ持った楽曲と声、でも現代の新しさも持ち合わせているという感じか。

かなり昔ですが、東京少年というグループがあってそれに似た雰囲気をもっていてとても好感をもった覚えがあります。東京少年の現代リメイク版といった感じで直ぐに好きになりました。

いきものががりの特徴はやっぱりVo吉岡の思い切りのいい少年のような歌声ですね。
歌には美しさや繊細さ表現力さ丁寧さなどが必要とされるがそんなものどうでもいい、それを無視してでもこの思い切った声は聴いていて気持ちいい!

楽曲もグループに2人のソングライターがいて、それぞれ個性が異なるものと作り出しているのも面白い。一回聴けばどちらが作曲したのははっきりわかるくらい個性があり、それが1つのアルバムに違和感なくまとまっている。
これは吉岡のVoが全ての曲で同じ声質で歌っているおかげであり、それがいきものががりそのものだと思っている。

 

それに対し2nd以降の作品はあまり好きになれない。

2nd以降の楽曲は世間に受け入れたいがために作っている感がアリアリで、だれでも作れるような普通のポップスになってしまったのが残念でならない。

Voも可愛い歌い方や大人っぽい歌い方、バカっぽい歌い方とかいろいろ使い分けているが、そんなものはいらない。ものまねじゃないんだからストレートなその人の声が聴きたいと思っている。
コイスルオトメ」を可愛い声にしたり「ひなげし」を大人っぽい声にしたら台無しですもんね。

やっぱりその人そのもののストレートな声が聴きたいんです。

確かにいい曲はありますよ。
それがいいと思っている人は沢山いるのはわかっている。
でも自分には響かない。
ただそれだけのことです。

自分はどのバンド、グループにおいても、デビューアルバムが放つ初々しさ、自分らしさを思いっきりだしている作風がすきです。

音楽とかグループのスタイルなんて完成されてなくってもいいじゃないですか。
未完成の方が聴いていて楽しいですしね。

ということで、いきものががりのCDは「桜咲く街物語」しか聞いていない。

今さらながらですがこの1Stを超おすすめしたいと思います。

 

結局いきものががりは商業的には成功を収めたわけですが、一部の人たちの期待に応えることはできなかったと思うんです。

 

音楽の世界ってプロダクションの関係で自分の思ったような作風にできないこともよくあるみたいですが、それに流されずに自分のスタイルを貫いている人たちは本当にカッコイイんだなあと思ったりしています。

 

桜咲く街物語」:いきものがかり

95点!

 

 

パグのべえちゃんは円座クッションがお気に入り♪

犬ってぬいぐるみとかクッションが大好きですよね。

べえちゃんを飼い始めた頃はいろんなおもちゃのぬいぐるみを買ってあげたものです。

その時の気分でぬいぐるみの種類を使い分け?いつも面白い表情を見せてくれます。

遊んでほしいときはぬいぐるみをくわえてきて、それをすりすりなすりつけてきます(笑)

とあるひ、いつもと違うものを持ってきたのです。

 

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なんじゃこりゃ~

円座クッションの穴に頭を突っ込んで遊んでいるではないか~

一見なんだかよくわかりませんでしたが、

面白かったのでついつい写真をとってしまいました。

よーくみると、やっぱりしわがすごい。

ハァハァいいながら何かをアピールしてくるこの生き物はいったい何ものなのか…

 

この日からこの円座クッションはよだれでベトベトなりべえちゃんのお気に入りに。

もう自分たちが使うことはありませんでした(・∀・)

子供に習い事は必要なのか?悩んだ結果始めてみて思ったこと

ある日のこと、とつぜん嫁が子供に習い事をやらせたいと話をしてきた。

それを聞いて、

え、なんで、まだこんなちっちゃいのにやらせる必要あるの?
と思って初めは「そんな必要ない」と返答してしまいました。

当時長男は幼稚園の年中だったので、習い事なんかよりもまだまだ遊ぶことが大事だと思ったから。

あと自らの経験から習い事は将来なんの役にも立っていないと思ったから。

 

ここで自分の習い事歴を紹介…

習字を3年くらい→ 今は誰が見ても字が下手です。個性的な字だねってよくバカにされます(・∀・)

水泳を3年くらい→ 嫌で嫌で仕方なかった。よく仮病をつかって休んでいた。結局覚えたのはクロールくらい

剣道を2年くらい→ 水泳と同じくらい嫌だった。活動した記憶がほとんどない

少年野球を4年 → 球技が得意になったことは良かった。でも必要以上に上下関係を植え付けられ、その後人と接することが苦手になってしまった。

塾  → 行ったふりをしてさぼることが多かった。勉強なんて学校だけで十分だった

 

親に対して習い事においてほとんど自分の意見を聞いてもらえなかった。親のエゴによる習い事は見に付かないと実感した。

 

なので自分の子供には自分の好きなことをやってもらいたいと思っている。

 

こんな話を嫁にしても、それでも何かやらせてみたいというもんだから
ちょっと考え直してみることにした。

長男は音楽に興味があるみたいだからピアノをやらせてみたいと。

とりあえず体験ができるみたいだったので、早速体験に行ってみたら、
とても優しい先生でかなり楽しかったようなので。

結局ピアノレッスンを開始することにしました。

始めてみたらどんどん上達していって発表会でも堂々弾けるようにまでになりました。

ピアノが弾けるようになったら本人もそれが自信になっているようで、考え方や行動も以前よりアクティブになったような気がしました。

またピアノって「脳の発達にいい」らしいけど、その効果はまだまだ分かりません。
これからに期待したいと思います(^-^)

 

その後長男が小学校に入り、次男と共に活発に体を動かすようになってきました。
ありあまった2人のエネルギーを発散させるために
何か運動をさせたいと嫁が言ってきました。

えっ、また習い事? 2つ目じゃん? そんなに金無いよ~ 

と思っちゃいました。

でも周りも運動やっている子は多いし、体力作りは悪くないかも。

そこで、まず夏休みの水泳の体験に行ってみたのですが反応がいまいちで、
水泳は絶対やりたくないと言ってきました(-_-)プールでは遊ぶだけがいいと。

そこで次に、嫁が空手教室の情報を仕入れてきたのです。

予想外のジャンルにちょっビックリ。

体験ができるというので早速行ってみると、これが意外な事に、走り回ったりミットで蹴りの練習したり楽しそうにやっていました。

体験が終わったあと、「また行きたい」と言ってくるものだから入会することにしました。(月謝も安かったので)

始めてみると今までひ弱だった長男が日に日にたくましくなっていくのが実感できて、今では空手を選んで良かったなぁと思っております。

空手は礼儀作法から柔軟性、筋肉のトレーニングにもなりますし、学校以外の人との交流もあったりして生活の中で刺激になっている様です。

習い事って親が一方的に決めるのではなく、いろいろな習い事を実体験させて子供自身にやってみたいものを探させることが大切なのだなと実感しました。

お金がかかりますが、適したものが見つかれば子供の成長の後押しをしてくれることは間違いないと思っています。

その適したものを見つける手助けをするのが親の役目なんじゃないかと思っております。

でも正解がないものだからなかなか難しいことだと思いますけど…

もし子供が興味を示さず合わないと感じたら、それを続けることは子供にとって負担でしかないのでやめることを検討しようと思います。

まずは子供の表情を見て楽しんでいるかどうかをよく見ることが大切じゃないかと思っています。

簡単にできる漢方薬の効果的な飲み方!

医師から処方された薬は、調剤薬局でその飲み方について薬剤師から説明があると思います。

しかしドラッグストアなどで購入した薬(OTC医薬品)で薬剤師の説明がつくのは第1類医薬品と要指導医薬品だけで、その他(第2類医薬品、第3類医薬品)は説明がつきません。

漢方薬は後者の第2類医薬品、第3類医薬品にあたるため詳しい使い方、注意点について見逃されがちです。

ましてや薬剤師でなくても売ることができてしまうので、漢方薬は軽視されているのではないかと思ってしまいます。

そのため薬の重複投与による相互作用や副作用、また効果的な飲み方についてはあまり知られていないと感じることが多くあります。

今回は漢方薬の飲み方について話をしたいと思います。

 

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スペインカンゾウ

 

まずは飲むタイミングについてです。

薬って一般的に食後に飲むものが多くて、漢方薬についてもついつい食後に飲んでしまいがちです。

しかし漢方薬は空腹時(食間)に飲むことが基本です。

食前とも書いてあることがありますが、個人的には空腹時をお勧めします。

何故かというと

漢方薬は構成生薬とその量が決まっており「巧妙に計算された一つのパッケージ」として効くからです。

例えば桂枝湯の生薬構成と比率は

「桂皮4、芍薬4、生姜0.5、大棗4、甘草2」

となり、虚証の風邪の初期などに用います。

これに芍薬を1.5倍量の6にすることで桂枝加芍薬となり、過敏性腸症候群、しぶり腹などの適応に大変身してしまうのです。たったこれだけで。

要は飲んだ薬がご飯と一緒になってしまえば、計算された処方の意味がなくなってしまうということなのです。

なので空腹時こそが漢方薬の効能を発揮するための最低条件となります。

 

肝心な飲み方についてですが、

暖かいお湯に溶かしてから飲むことが基本です!

成分が溶け込んだインスタントコーヒーだと思って下さい。

その意味は煎じ薬の状態に戻して飲んだ方が本来の効果を発揮することができるから。

あと香りや味を感じることで気持ち的に効いた気がする(プラシーボ的な)効果もあるんじゃないかと考えております。

 

漢方薬の名前について

漢方薬の名前の末尾には「湯」「散」「丸」とありますが、その意味は

  • 湯:煎じ薬のこと。要はお茶のように生薬をお湯で抽出して飲むもの。
    煎じ薬を出す薬局は少なく、一般的にはエキス剤といった顆粒剤として製剤化されたものが殆どです。
  • 散:生薬をすりつぶして粉末にし、分量に従い混合したもの。
  • 丸:散剤をはちみつなどを絡めて丸く形成したもの。

となっています。

とはいえ現代ではほとんどが飲みやすいエキス剤となっているため、顆粒剤、錠剤の形で製剤化されていると思います。

基本的には顆粒剤はお湯に溶かす。錠剤になっていれば無理に溶かさずに通常水と一緒に飲めばいいかと思います。できれば錠剤も溶かした方がいいと思うんですが…

これから漢方薬を飲んでみるときがあったら、「空腹時」「お湯に溶かす」を試してみてはいかがでしょうか。今までよりも効くようになるかもしれませんよ。