ヴィンス・ニールの1stソロはソロではない。Exposed
初めてその声を聴いたとき、何だこの変な声はと思ったものである。
とにかく強烈な声質である。
だが聴いているうちにだんだん慣れてきて、このクセの強さがあるからこそモトリー・クルーが成り立っているんだなと納得することができた。
ヴィンス=モトリー・クルーと言えるでしょう。
しかし1991年頃ヴィンスは一度バンドを脱退していまいます。
その後ソロとして活動を開始するわけですが
その1stソロがこれ
いや~。これは凄かったです。
ソロアルバムではなくなっています。
ギターが凄すぎて。
ギター弾いているのは誰だ!
調べてみたらスティーブ・スティーブンスというギタリストが弾いていることが分かった。
このアルバムで初めて彼を知ったのですが、それまではビリーアイドルという歌手のサポートをしたりしていて相当の実力者なんだなと思いました。
それにしてもやりすぎじゃね。これ
他人のソロアルバムにこれだけギター弾きまくり、個性出しまくりってちょっとありえない。
1曲目から2分間のギターソロって絶対にオカシイ
なんかギターソロの途中で
ズキューン~~、ピロピロピローー、ガガガガガガーーー
とか、よくわかんない音がなっているし(苦笑)
これっておもちゃの光線銃を鳴らしてるみたいです。
逆にここまでやってくれると痛快というんでしょうか。
ヴィンスの声に立ち向かうにはこのくらいやらないといけなかったのかもしれません。
いや、それにしてもやっぱりやりすぎ…
例えば
このくらいのインパクト。
やっちゃいけない域までいっちゃってます。
あ~、ちがうちがう
ヴィンスとスティーブのデュオ?、プロジェクト作品と考えれば納得かな。
いろいろ言ってきたけどギター好きにはたまらない作品であることは間違いないです。
ここまで痛快なギターが収められている作品はなかなかないと思います。
ヴィンス=モトリー・クルー
に対し
スティーブ=光線銃
スティーブは氷室京介のサポートギターもしていたらしいですが、そこでもズキューン、ガガガガーーってやってたんでしょうかねぇ?
その点が心配というか気になって仕方がないのです。
Exposed:ヴィンス・ニール
94点!