どくだみ夫人のあっちへおゆき

3児のパパ薬剤師。人生明るく楽しく!何でもありのブログです。

パニック障害に効く漢方薬。

精神疾患はとても厄介な病気である。

 精神疾患の多くは自分にしか分からない不調がみられます(動悸、めまい、不安感、抑うつ状態、イライラなど)、病院で検査しても異常が見つからないことがあるため治療方針が定まらないことが多いです。

病院において精神疾患と診断されれば、医師は簡単に抗不安薬抗うつ薬などの薬物療法を選択して薬の力に頼ってしまうケースがあまりにも多い

確かにそれらの薬物を使用すれば「一時的な症状を抑える」ことにはとても有効であり、薬効の切れ味も鋭い。

これら西洋薬は効く薬であることは間違いない。

しかし、

 

本当にそれでいいのだろうか?

 

西洋薬である抗不安薬抗うつ薬は副作用があまりにも多いことから、私的にはあまり使用することはお勧めできない。

人工的に神経伝達物質を増やしたり減らしたりしているわけだから体に良いわけない。

まあ、この病気自体も神経伝達物質の増減によって生じる症状なので考え方としては仕方ないと思いますけど。

統合失調症のようなコントロールが難しいものについては薬物療法は必要です!)

 

私が言いたいのは、可能な限り自分の治癒力で治ってほしいということなんです。

 

一般的に抗うつ薬抗不安薬は依存性が強く、一度使い始めるとやめるのに苦労することが結構見受けられます。

病気も辛いですが、薬物依存から抜け出せないのも見ていて辛いです。

 

病は気からとよく言いますが、本当にその通りだと思います。

 

私もちょっとした精神疾患?を持っていて、特定の場面で特有の症状が現れます。

①トイレが無い環境になるとかなりの確率でトイレに行きたくなる
②高速道路や長いトンネルを運転していると動悸や息切れがする

とか

自分でプチパニック障害と呼んでいます(苦笑)

 

これらは明らかに気持ちの問題です。でもなかなか治すことができない。

でも薬物療法するほどでもないので、病院には行ってません。

こんな時は漢方薬の力で乗り切っています。

 

①のケースは、たとえばプレゼン直前で緊張しているときや行列に並んでいるときなどに発症します。
「トイレに行けない状況」と頭のどこかで意識してしまい、「トイレに行きたくなったらどうしよう」という余計な不安感に襲われることで、トイレを我慢できなくなってしまうパターンです。

これはおそらく過敏性腸症候群でしょう。

この症状の改善に有効な漢方薬桂枝加芍薬です。

【第2類医薬品】「クラシエ」漢方桂枝加芍薬湯エキス顆粒 45包

「トイレに行けない状況」になることが予想されるときは事前にこれを飲むようにしています。

効き目ははっきりとは分からないのですが、飲んだ時はこの症状が起きることは少なくなったと感じられました。

飲むと飲まないでは安心感が違う。

プラセボ効果じゃんかー。と思われてしまいますが、
精神疾患では気持ちの持ちようは症状にとても影響されるので、
「この薬は効くんだ」と思うことはとっても重要なことなのです。

薬としてもちゃんと効いてるに違いない(^-^;

 

②のケースでは、車を運転中に何かあった場合、一般道ではどこかに車を止めることができるけど、高速道路やトンネル内ではそうはいかないです。

もし高速やトンネル内で具合が悪くなったりしたらどうしようという不安感に襲われることで動悸や息切れ、気分が悪くなるなどの症状が現れます。

これままさにパニック症候群であると思っております。

この症状の改善に有効な漢方薬柴胡加竜骨牡蠣湯です。

【第2類医薬品】「クラシエ」漢方柴胡加竜骨牡蛎湯エキス顆粒 45包

高速道路に乗るときは事前にこれを飲むようにしています。

飲んだ時はこの症状が起きることはなくなりました。

やはり飲むと飲まないでは安心感が違う。←またかい

こちらも薬としてもちゃんと効いてるに違いない。

 

そんな解説でいいのか~(;・∀・)

 

でも詳しい説明を始めるとちょっとややこしい話になるので割愛します。
気虚とか気鬱とかあって他にも選択肢は沢山あったりするので、ここではあくまで自分の体験談でいきます)

 

これらの漢方薬は体質改善を目標としているので一般的に効果が直ぐに現れることはあまりありません。

私は頓服的に飲んでいますが、継続して飲み続けてその体質を改善するのが本来の使い方です。

特に症状が現れる頻度が高い方は1か月単位での使用を試してみると良いかと思います。

西洋薬による薬物療法に比べ回復に時間がかかり辛いかもしれませんが、自己治癒力で治すことが一番の治療法であると考えていただければ継続できるものだと思っております。