トレイルランってこんなに楽しい!
上州八王子丘陵 ファントレイル in OTAに参加してきました。
ある日、小3の息子が学校でいろいろチラシをもらってきて、 その中に「上州八王子丘陵 ファントレイル in OTA」というランニングのイベントがあるのを見つけました。
直感でこれは面白そうと感じたのと、子供と一緒に走れるってことで参加してみたいなと思ったのがきっかけでした。
コースは24km走るロングの部、11km走るハーフの部、あと子供と大人ペアで3.1km走るペアの部の3コースがあって、個人的にはハーフに出たかったけど、息子に走る経験をさせてみたいということで、ペアの部にエントリーしました。
八王子丘陵とは群馬県太田市にある小さな山々でして、今回はその中をトレイルランニングする大会でした。
大会会場からの展望。見渡しが良くて気持ちいい!
大会の会場は選手がいっぱいいて(チラシからすると800人くらいでしょうか)、子供も参加するということで、家族連れも多くみられました。
子供がいっぱい来ることを想定してか、会場でいろいろなイベントをやっていました。
ミニ消防車に乗ってサイレン鳴らして遊んでみたり
クラシックカーの展示では子供たちが大喜び
あとはスポンサー?のスバルとトヨタの展示車が置いてあって、自由に乗り降りできたり、出店もたくさんあったり、なんだかお祭りのようでした。
大会の方はまずロングの部がスタートし、30分後にハーフの部がスタート、その20分後にペアの部がスタートしました。
ロングとハーフのスタートはたくさんの選手が一斉に飛び出していくので、迫力がありとても盛り上がっていました。
息子も「早くスタートしたい~」とか、「絶対1位になるんだ」(笑)とか言ってワクワクを止められない感じでした。
ペアの部スタート直前の様子。どんなレースになるんだろうとワクワクドキドキ!
いよいよ待ちに待ったスタートの時。
カウントダウンが始まりいざスタート!
みんな子供と一緒に走るのに結構な速度のスタートにちょっとびっくり。
息子もそれにくらいついていくけど、今までにないペースにいきなりバテ気味。
それでも「パパ、みんなに付いていくよ」「メダルを取るんだとか」とか言って自分を引っ張っていく。
おいおい大丈夫か~
コースは3kmしかないけど先行きが心配になってきたー
最初の登りでさすがにペースが落ちてきて、腹が痛いとか言ってくるもんだから、「ゆっくりでもいいから完走するぞ」と言ってみたら
「抜かされるのは嫌だからゆっくりじゃヤダ」と返事。
結構根性あるじゃないか!
長い坂を上りきると、緩い下りがありそこで少し挽回。
その後、トレイルコースに入ります。
トレイルって初体験なんだけど、ふだん歩くはずの山道の中を走って競争する競技なんですね。登り下りが激しく、足場も不安定なんでいつすっころんでもおかしくないので、はっきりいって怖かったです。
経験者なんかはまず装備から違うし、特に靴は専用じゃなきゃキツイと思った。マラソンシューズで行ったら滑りまくるのなんのって(汗)
そんな中、息子は下りで物凄いペースで走っていくもんだから心配でしょうがない。
ブレーキブレーキっていうんだけど全く聞いていないし。
おかげでトレイルコースで結構順位をあげることができました。
最後はロードに戻り会場まで登り切るだけ!
さすがに息子もバテてきてペースが落ちて、抜かされそうになることも。
そんな時は尻をひっぱたきながら、
「限界まで力を出し切れ」
と喝を入れ何とか乗り切ることができた。
ゴールまであと少しで
「もうだめだ~、心臓が苦しい」
と本当に辛そうにしてたので、
「ペースを落としてもいいから歩いちゃだめだ」
と言い聞かせ、何とか完走することができました。
ゴールした後は息子はもうぐったりでしばらく寝転んでました。いままで生きていた中で一番本気で走ったんじゃないかなと思い、よく頑張ったとほめてあげました。
順位はメダルには届かなかったけど上位に入ることができました。
この結果に息子は納得できなかったようで、悔しい気持ちを抑えているようでした。
「来年もまた出よう」、「今度はもっと速く走れるよ」とか言っても
「つまんないし苦しいしもうやんない」って返事
絶対悔しかったんだろーって思ったけど、それを言わないところが可愛いなと思っちゃいました(^-^)
ペアで走るってどんな意味があるんだろって思っていたけど、走ってみて分かった。
それはお互い辛い時があっても支えあい、協力することで目的を達成する。
その中で信頼を築くことができる。って感じじゃないのかな。
たった3kmのトレイルランでしたが、その魅力に触れることができとてもいい経験になりました。山道はどんな地形が出てくるの予測ができないし、その地形に瞬時に対応しながら、考えながら走るっていうところは普通のランニングにはない魅力だと思いました。
多少危険ですが、それ以上に楽しさが勝っていて何となく病みつきになりそうな予感。
装備をそろえて他の大会にもチャレンジしてみたいと思いました。